第2回 薬草のブレンド茶作り
ゴーヤは切って干してお茶にした後、そのまま料理に使う事も出来るので便利だと後藤さんから教えていただきました。
他にも「何でも身体に良いからって飲むんじゃなくて、効能を調べて身体に合ったものを飲む事が大事」「すぐに効果が出る即効性のものは副作用もあるから注意する事」「旬のものをなるべく選ぶ事」など薬草を取り入れる注意点もお話しいただきました。
お母さん達が所属されている神山薬草協会は神山の薬草にちなんだ活動をされています。ちょうどこの日の前日には杜仲茶作りをされていて、町内で集めた大量の杜仲茶の葉っぱを切って、茹でて、揉んで、干してと一日がかりで作業をされていました。
神山薬草協会で作られた杜仲茶は神山町内の神山温泉やかま屋でも購入する事が出来ます。
イベントを開催した7月は、ちょうど気候的にも干した茶葉がよく乾いてお茶を作りやすい季節でした。
薬草茶の定番とも言えるどくだみですが、花が咲く7月頃が最も薬効が高い時期でお茶にするならこの時期がオススメ。柿の葉も実が付き始める時期の6月~8月頃が良いです(ビタミンCは若葉に多いです)。びわの葉、桑の葉、杜仲の葉もちょうど採り時の時期になっているので、町内でいろいろ集めてみました。
桑の葉、ビワの葉、柿の葉、スギナ、どくだみ、菊芋葉、またたび、杜仲、よもぎ、ウラシロガシと神山町は本当に多種多様の薬草が豊富で、すぐに色んな種類が揃います。
里山ならではの自然の恵みが本当にいっぱいあります。そして、クセのある薬草を飲みやすくするために用意した、ほうじ茶、麦茶、番茶、ごぼう茶、カキドオシ茶、黒焼き玄米。
合わせて全16種類のお茶をご用意させていただきました。ほうじ茶や麦茶は日頃飲み慣れているので、ブレンド茶に合わせるととても飲みやすい味になります。
それぞれお皿にお茶の葉を入れて、葉っぱの形、色、香りの違いを見てもらいました。こうして見ると本当に色んなものがお茶になるんだなぁ、と思わずにいられません。
16種類の素材をそれぞれお好みでブレンドしてもらい、お茶パックに詰めてもらいました。分量はお湯1ℓに対して1パック5g~10gの量が適量です。
皆さん美味しいブレンド茶が出来たでしょうか。
全種類を混ぜると味のまとまりがなくなるので、4~5種類ぐらいを合わせた方が飲みやすいお茶になると、粟飯原さんからアドバイスがありました。粟飯原さんは日ごろからご自分でブレンド茶を作って飲まれていて、ご自分のお店(梅星茶屋:毎週金曜日営業)でも出されています。
神山で作られている『パットライス』も使って簡単に作れるお菓子です。バターとマシュマロを溶かして、パットライスとフルーツグラノーラと刻んだ杜仲の葉を入れるだけのレシピです。材料も揃えやすくて好評だったので気になる方がいたら作ってみて下さいね。
総務課への連絡先
TEL:088-676-1111
IP:050-2024-2001
E-mail:soumu@kamiyama.i-tokushima.jp