敷地や緑のこと

敷地や緑のこと

もともとは⻘雲寮という
学生寮がありました。

町内の中学生が寄宿した⻘雲寮は、1969(昭和44)年に建てられ、2005(平成7)年に閉寮。10年以上やすんでいた土地でした。既存の建物を活用することも検討されましたが、現在の耐震基準を満たしていなかったため、解体し、新しい集合住宅を整備することになりました。

敷地内にある大きな木は、おそらく寮がつくられた頃に植えられたもの。実生から自然に大きくなった木も育っています。木々の枝ぶりや幹の太さには、その場所で積み重ねられた時間があらわれているようです。

神山で育った樹木で景色を育てる

大埜地住宅の庭の高木や生垣には、神山で育った樹木を調達しています。2016(平成28)年から、城⻄高校神山校の生徒らと、神山の山から種とりや挿し木をして、町産の苗木を増やし育てる取り組みも進めています。

学校で学びながら、まちの景観をつくり、それを育くんでゆく過程を、田瀬理夫さん(ランドスケープ設計者)を水先案内人に進めてきました。

地域の植生を活かす、緑の手入れ

大埜地の集合住宅では、地域の植生を活かしながら、楽しい原っぱを育ててゆくことを目標に、大埜地住宅の入居者や鮎喰川コモンの利用者の皆さんと「選択除草」を進めています。

刈払い機で全ての種類の草を一気に刈りとってしまうと、生⻑の早い外来種が再び繁殖しやすく、種を大量に飛ばして、どんどん増えてしまいます。選択除草では、そういう繁殖力の強い草を先に選択して抜き、それを何年か繰り返すと在来種が多い草地になり、機械で刈ってもよい状態を保ちやすくなっていくことを期待しています。

いろんな地域性の植物を楽しめて、かつ管理が楽な原っぱを育てるには、まずどんな草が生えてきているのかを知ることが大切です。

鮎喰川とのつながりを意識した
排水・浄化

雨水はなるべく浸透させて、地中に還すように設計。住宅の専有庭の地中だけでなく、共有の庭や通路際にも、浸透トレンチ等が設置されています。

住宅には樋をつくらず、屋根から軒先に落ちる雨水は、砂利を敷き詰めた「雨落ち」に浸透。大雨で浸透しきれない場合は、地下の排水管を通じ、川へ直接放流されます。

各家庭の排水は、合併浄化槽と水質浄化池の2段階で浄化して、川に放流します。どちらの段階も、微生物が汚物を食べることで水を浄化。

お問い合わせ

神山町役場・総務課

〒771-3395 徳島県名西郡神山町神領字本野間100
TEL:088-676-1111   IP電話:050-2024-2000   
FAX:088-676-1100
E-mail:co-housing@kamiyama.i-tokushima.jp

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