令和4年 9月21日
神山町の子育て世代向け町営住宅「大埜地の集合住宅」が 第16回キッズデザイン賞を受賞しました
神山町の子育て世代向け町営住宅「大埜地の集合住宅」が
第16回キッズデザイン賞を受賞しました。
神山町役場は、神山町のあす環境デザイン共同企業体(設計監理)および一般社団法人神山つなぐ公社(企画協働開発)とともに「神山町・大埜地の集合住宅」をエントリー、「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」で2022年度キッズデザイン賞の「奨励賞/キッズデザイン協議会会長賞」を受賞いたしました。
●キッズデザイン賞とは
キッズデザイン協議会が、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ 」「 子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から優れた作品を選び、顕彰するものです。
https://kidsdesignaward.jp
●受賞概要
「神山町・大埜地の集合住宅」
徳島県神山町が子育て世代を主対象として整備した集合住宅。2階建・長屋形式の木造賃貸住宅8棟(20世帯)に加えて、入居者以外の町民も利用できる施設や原っぱを「鮎喰川コモン」として併設。すぐ横の鮎喰川とのつながりも大切にし、子どもも大人も思い思いにくつろいだり、関わりあったりできる居場所を提供している。建物や造作家具は全て神山町産材を使用。
https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/top.html
●課題の着眼点
神山町では、移住やUターンを希望する人が増えている一方で、民間の賃貸住宅や空き家が不足しており、人口減少に歯止めがきかない現状だ。また町域が広く住まいが分散しているため、歳の近い子どもと近所で遊ぶことが難しく、帰宅後はゲームやテレビに没頭する時間が長いことも懸念事項だった。新たに町営住宅の整備を検討する中、小中学校からも徒歩圏内で、約20年使われていなかった中学校寄宿舎跡の土地で、その既存樹や解体ガラなども活かして整備した。
●課題へのアプローチ
子どもの年齢を入居条件の一つに据え、子育て・働き盛りの家族が集まって暮らすと共に、ライフステージにあった住み替え文化の形成を目指している。空間としては、駐車場を一辺に集め、住戸周りや川沿いに車が侵入しない設計で、子どもたちがのびのびと遊べるようにした。また、入居者に限定せず、よい関係性が生まれる場になるよう、町内の人たちに広く開かれた空間も整備。子育て支援や放課後の子どもの居場所づくりを軸とした活動を展開している。
●受賞理由(キッズデザイン協議会より)
高齢化や人口減少に直面する地域のロールモデルとなり得る作品である。町域が非常に広く同
世代での遊びが少ない、移住希望があっても物件数が限られているなど、様々な地域に共通す
る課題に対し、地域の人材や資源の活用、コミュニティぐるみでの子育て支援など、ハード・ソフト
両面から取り組んでおり、高く評価したい。
<取材のお申込について>
取材いただける場合は、以下のオンラインフォーム(もしくは右のQRコード)
からお申し込みください。大埜地の集合住宅の建物・敷地の詳細や利用の様子が
わかる画像などの貸出も可能です。 https://forms.gle/bNbYnn9jJkJZX3M7A
<発信元> 神山町役場・総務課 〒771-3395 徳島県名西郡神山町神領字本野間100
TEL:088-676-1111 FAX:088-676-1100 E-mail:co-housing@kamiyama.i-tokushima.jp
総務課への連絡先
TEL:088-676-1111
E-mail:soumu@kamiyama.i-tokushima.jp