神山町 kamiyama-cho

総務課

令和5年 4月27日

神山町は景観法に基づく「景観行政団体」となりました

 神山町ではこれまでの地方創生の取組みの成果や、最近では新規の教育機関の開園・開校が相次いだことなどから、移住希望の相談が増え、住宅需要が高まっています。そんな中、「知らないままに景観に配慮されない望まない開発が起こるのではないか」と危惧する声が住民から聞かれるようになりました。

 神山町創生戦略「まちを将来世代につなぐプロジェクト(第二期)」を検討した際、施策「1-4 町としての空間活用・住宅整備の方針づくり」の一つに「開発の方向性を揃えていくためのルールの作成」を盛り込みました。また、「大埜地の集合住宅」の開発を通じ、神山らしさに着目した取組みもしてきました。

 これらのことを踏まえ、昨年度から「景観計画」の策定に向け検討を始め、徳島県との協議を経て、神山町は令和5415日に景観行政団体へ移行しました。

景観行政団体とは
 景観法に基づいた景観計画を策定し、同法に基づいた景観行政を担う自治体のことを指します。神山町のような小規模の町に関しては、徳島県知事との協議により景観行政団体になることができます。

景観行政団体になるとできること
 景観計画は、地域の景観についてまちとしての方向性とそれを実現するための基準を記したものです。この基準が適用されるのは「建築物」と「工作物」です。景観計画は今後、住民の皆さまと検討を重ね、神山町の実態に即したものを策定していきたいと考えています。

これまでやってきたこと
 景観計画の策定に向けて昨年度から次のようなことを行ってきました。

令和47
〇第1回「まちの風景づくり一緒に考えませんか?(町民・役場職員向け勉強会)」
~景観計画ってどんなもの?~(オンライン)/ゲスト:真田純子さん(東京工業大学教授)

令和4年8
〇第2回「まちの風景づくり一緒に考えませんか?(町民・役場職員向け勉強会)」
~神山らしい風景ってどんなもの?~(オンライン)/ゲスト:石川初さん(慶應義塾大学教授)
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令和4年9
〇第3回「まちの風景づくり一緒に考えませんか?(町民・役場職員向け勉強会)」
~ヨーロッパの農村風景はなぜきれい?~(オンライン)/ゲスト:宮脇勝さん(名古屋大学准教授)

令和4年11
〇神山町創生戦略「まちを将来世代につなぐプロジェクト」の進捗状況をお伝えする、つなプロ報告会(第10回)での発表
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令和4年12
〇第4回「まちの風景づくり一緒に考えませんか?(町民・役場職員向け勉強会)」
~地域を読み解いて設計するってどういうこと?~(対面)/ゲスト:田瀬理夫さん(ランドスケープデザイナー)
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〇第5回「まちの風景づくり一緒に考えませんか?(町民・役場職員向け勉強会)」~農×景観~(オンライン)/ゲスト:大元鈴子さん(鳥取大学准教授)、白桃薫さん(フードハブ・プロジェクト共同取締役、農業長)

令和53
〇景観行政事務を処理することに係る協議
〇山あいのランドスケープ・デザイン会議~神山らしい景観を将来世代にどう紡ぐ?~(対面)/ゲスト:真田純子さん(東京工業大学教授)、石川初さん(慶應義塾大学教授)、宮脇勝さん(名古屋大学准教授)
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〇告示までの経緯
R5. 3. 3 町長から県知事あて、景観行政事務を処理することに係る協議書を提出
(県:R5.3.13 「異存なし」の回答)
R5. 3.15 町告示(令和5415日から景観行政団体となる旨の告示)

 今後、神山町景観計画の策定に向けた取組を推進していきます。

今後のスケジュール(予定)
R5. 4.25 第1回策定委員会
R6.3までに、全6回開催を予定
R5.8頃  進捗報告会(住民から広く意見や質問を受け付ける場の設定)
※第6回策定委員会までに、複数回開催を予定
R6.3   町3月議会へ「景観計画(案)」を報告

総務課への連絡先
TEL:088-676-1111
E-mail:soumu@kamiyama.i-tokushima.jp

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